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66歳の気づきブログ

熊本地震に対する近畿地方整備局TEC-FORCEの活動状況と国土交通省の統合災害情報システム(DiMAPS)の概要

近畿地方整備局が行った熊本地震への支援活動と最新の災害対策の新システムの活用についてまとめてみました。
1、熊本地震における近畿地方整備局のTEC-FORCE活動状況
①平成28年4月14日(震度7)と16日(震度7)に起きた熊本地震に対して近畿地方整備局からTEC―FORCEが派遣された。
熊本地震の特徴は、震度7地震が連続して発生した。最初の地震で耐震補強材が崩壊して2回目の地震時には効果をなくしていた。大規模な余震が多数発生し、避難していても常に不安を抱えておられる。
沖縄総合事務局から派遣があり実質的に全国からの派遣された。
近畿地方整備局は、発災からおおよそ4時間後に第1陣が出発しました。(全国に先駆けて出発した)
⑤港湾施設の損傷状況、周辺部の地盤の液状化、調査や給水支援も初めて行った。
⑥活動を詳細かつ確実に記録するため、現地へ写真撮影専属隊(近畿では初めて)を派遣した。
⑦災害対策機械は、無人化施工が可能な分解型バックホウ1台が派遣された。
⑧多数の家屋被害が生じたので、応急危険度判定ができる建築班の派遣も実施された。
⑨隊員が現地で得た知見・経験は大変貴重なものであるので、全体で知見の共有ため「TEC-FORCE帰還報告会」が開催された。

2.統合災害情報システム(DiMAPS)の概要と活用事例
◎統合災害情報システム(DiMAPS)の概要
① 統合災害情報システム(DiMAPS)は地震風水害などの自然災害発生時に、いち早く現場から災害情報を収集して、地図上にわかりやすく表示することができる新しいシステムです。
震源・震度等に関する情報を発生直後に表示でき、防災ヘリが撮影した高画質な画像をリアルタイムで表示できます。
③ TEC-FORCEの活動状況を現場からダイレクトに表示できます。
国土交通省が収集するインフラや交通関連の被害情報を集約し、地図上で拡大・縮小して、総合して表示できます。
⇒被害状況の全体像の把握的確な意思決定を支援できます。
◎DiMAPS活用事例
① 平成27年9月関東東北豪雨
防災ヘリコプターが撮影した画像をリアルタイムで地図上に表示し、浸水状況全体の把握できる。撮影データは拡大して確認し、排水作業に指示が的確にできた。
② 平成28年4月熊本地震
被災状況、復旧状況等、様々な情報を地図上に集約、統合しWebにて公開した。
防災関係機関との情報共有、国民へのリアルタイムの情報提供等、活用できます。
③DiMAPSへのアクセス(一般公開)方法
DiPMAPSで検索または、国土交通省トップページのバーナーをクリックしてください